誘い

トイレから出ると
高畑さんは、もう帰ったようで、そこに姿はなく私も2階へ移動した。

 

高畑さんたら、何考えてんだか。
マジドキドキしたよ。

 

でも、あんな整った綺麗な顔、近くでなかなか見れないよね…

 

私は自分の机に戻ると、仕事の続きを始めた。

 

 

◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

 

残業もあって、時計を見ると19:30。

 

ちょうど城木さんも仕事が終わり、すっかり飲みに行くモードになった。

 

「じゃ、行こうか。」
城木さんがコートを着始めた。

 

「はい。どこ行きましょう。」

 

「実はね、予約しといた。平日だからすぐ取れたんだけど、個室あるオシャレな居酒屋だよ」

 

「へぇ。楽しみです!」

 

◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

 

着いた居酒屋は、高級料亭…ほどじゃないけど、そう言う感じをイメージした小綺麗なとこだった。

 

「わ…ほんとオシャレな所ですね。」

 

「だろ。料理もうまいよ。…予約した城木ですけど。」

 

「いらっしゃいませ。こちらにご案内致します。」
着物を着た店員に案内して、個室に案内された。

 

「こちらでございます。」

 

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通された個室は落ち着いた雰囲気で
とても気に入った。
「とりあえず…飲み物何にする?
俺はビールで。」

 

「かしこまりました。」

 

「私は、チューハイカルピスで。」

 

「生おひとつ、
チューハイカルピスおひとつ、
かしこまりました。」
私は店員のお姉さんが下がるとメニューが2冊あったので城木さんに1冊渡し、私もメニューを見た。

 

「何でも注目していいよ。」

 

「あっ、はい。ありがとうございます。…う〜んと…サラダと軟骨の唐揚げは食べたいなっ」

 

「僕も。」

 

「そうですか!
気があいますね〜なーんて。」

 

「ほんとだね。美味しいよね、軟骨の唐揚げ。あっ、ここのお刺身も美味しいよ?」

 

「じゃあ、城木さんのオススメで食べたいです」

 

「よしきた」

 

城木さんは、お酒を持ってきた店員に
食べ物を注文する。
店員は注文の確認をとると頭を下げて下がった。