イケメンの先輩

ピピピピピピピピ♪
私は目覚まし時計の音で目を覚ました。
うぅ、会社…休みたい。

 

私は目覚まし時計を止め、また目を閉じた。
あと、5分寝かせて。
…と思ったけど今日は大切なお客様と会う日。
少しでも会社に早く行ってもう一度原稿見て丁寧なお仕事しなくっちゃ。

 

私はムクリと起き上がり会社に行く用意をした。
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

 

私の会社…印刷会社だ。
今回、あるお客様が自分のお店を出すと言う事で、呼び込みチラシや開店セールのポスターなんかを頼まれた。

 

会社に来て初めて、先輩と一緒ではなくひとりでお客様に対応する。
何となく仕事の流れは掴んでいるものの…ちょっと変わったお客様なんだよね。何でもテキパキ答えれるようにしておきたい。

 

会社は5階だての大きな建物だ。

 

私が働いている営業は2階だがバタバタ他の階を移動しててエレベーターを使うより階段のが早い時もありおかげで、足に変な筋肉がついた気が。

 

「おはよー…ございます」
まだ誰も来ていない。
自分の机で今日のお客様の依頼された内容を確認。

 

「葛城さん、おはよー」
振り返ると、城木さんがいた。

 

「あ、おはようございます。昨日メールくださったみたいで、返信せずにスミマセン。」

 

「いや、いいんだよ。僕こそ、ごめんね。」

 

「渡辺さんには渡しましたので大丈夫です。」

 

「あ、ホント−?良かったぁ。ありがとね。」

 

城木さんは、この会社で、結婚したい男なんて噂されてる。
イケメンで、長身で、仕事も出来る。
おまけに優しい。

 

春には昇進なんて言われてて、26歳、独身。

 

また、メガネが似合ってて、純日本人らしいけどハーフっぽい顔。

 

でも、私は仕事覚えるのに、いっぱいいっぱいだし、誠二の事で気持ち悩んでたし、周りみたいに城木さんがカッコイい〜なんて騒いでる余裕なんてなかった。